政庁
ようこそいらっしゃいました。
ここが政庁といって政治を行う場で、2つの様式で再現しています。
入ってこられた政庁北門側が古い時代で8世紀から9世紀頃、およそ3 0 0年位たつとこちらのような鮮やかな朱塗りに変わっております。
中国「唐」の影響を受け、左右対称の作りになっており、正面の部屋が正殿といって会識を行う場。
左右の建物を脇殿といって、我々のような役人が事務処理を行う部屋になっており、今の時代でいえば、市役所や税務署のような実務的な仕事でした。
そこで使った書類を倉に保管しますが、高床の造りなので、水害 、湿気、動物からの被害を防ぐ事ができました。
屋根は、檜の皮で葺<檜皮葺きをイメージして作られており、優美な反りが美しいと評判でございます。
さあ、どうぞどうぞ中にも入ってみてください。
右の部屋から入って、回廊つたいに一回りしていただけますよ。
その後、身分の高い方しか通れない瓦屋根の政庁南門から次の館へお進み下さい。
奥州藤原氏の栄華をとくとご堪能ください。