施設 ⑦

伽羅御所


平泉文化の最盛期を築いた奥州藤原氏三代秀衡公の居館を想定して再現。

平安時代の寝殿造の様式で、主人の住居である寝殿を中心に東、北、西の対屋が渡り廊下で結ばれ、家臣たちのいる侍廊、蔵人所、料理所、玄関に当たる中門なども廊でつながれています。

西対から伸びる廊の先端には釣殿もあり、風流な遊びなどに使われました。

平安時代は景観がとても大切にされており、作庭記を参考にして庭園には池を配し中島や築山も作り、周りには各種の木々を配置しています。

寝殿造の様式を再現した日本で唯一の建造物です。

釣殿から庭園の池に泳ぐ鯉にエサをやり、気分は平安貴族。

遣水(やりみず)も再現、御所の渡殿の下を流れ庭園に注いでいます。

車宿

平安時代の貴族は往来のために牛車を利用し、館には牛車の屋形を格納する車宿が置かれていました。

平安貴族の体験がいっぱい!

伽羅御所では、時代衣装着付体験、ハマグリ絵付体験、すごろくや投壺(とうこ)といった平安貴族の体験ができます。

有料で正式十二単と束帯、女官、壺装束の体験もできます。
https://www.fujiwaranosato.com/dressing/

無量光院

「庭園の奥には無量光院が…」

無量光院は、秀衡公が宇治平等院を模して建立したとされる寺院。
発掘調査により規模は平等院を凌ぐものだったことがわかっています。

平泉の無量光院跡の西側には金鶏山があり、日が沈む時はまさに西方極楽浄土の趣だったでしょう。

ここでは庭園奥に背後の山を借景に実際の距離感をもたせて4分の1の大きさで作られています。

伽羅御所の紅葉の見頃は、10月中旬から11月上旬です。
紅葉ライトアップも同期間の金・土・日・祝日に開催します(予定)